BANDAI: 23年10月 HG系列 ATM-09-ST 眼鏡犬

今回は、HG ATM-09-ST スコープドッグのレビューをご紹介します!

BANDAI: 23年10月 HG系列  ATM-09-ST 眼鏡犬

HG スコープドッグは、『裝甲騎兵ボトムズ』に登場するAT『ATM-09-ST スコープドッグ』のHGキットです。特徴的な機體形狀を新規造形で再現。腳部可動による降著機構、スライドや回転が可能なターレットレンズなど、スコープドッグの特徴的なギミックが再現されたキットになっています。前腕の伸縮ギミックによる「アームパンチ」、ヘビィマシンガンといった武裝も再現。価格は2,750円(稅込み)です。

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ボトムズシリーズの代表的な機體で、主人公キリコ・キュービィーも搭乗。背部ミッションパックなどの裝備交換により、地上や宇宙等、多彩な戦場で活動できる汎用性を持つギルガメス軍主力AT『ATM-09-ST スコープドッグ』がHGでキット化。グリーンを基調としたミリタリー調の機體形狀が再現されています。

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成型色はマットな質感のグリーン、ライトグリーンをベースに、頭部や腰部にブルーグレーを配色。その他、頭部ターレットレンズはパープルグレー、ヘビィマシンガンはダークブルー成型色での再現となっています。

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厚みのあるプラスチックシールが付屬。頭部ターレットレンズを補いますが、3枚ずつ予備があります。少々ピンセットで摑んでも折り目が付かず、プラ材のように取り扱うことができます。

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ほぼすべてのパーツがKPSで構成されています。ABSは不使用。

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部分的にパーツに厚みのある肉厚整形パーツが使用され、裏側のモールドも再現されています。パーツ數を抑えることで、組立てやすさと見た目の重厚感を両立しているとのこと。

肉厚整形パーツは1個パーツ構成で強度があり、破損を気にせず取り扱えるのがメリット。ただし一部のパーツはゲートが太いものがあるので、切り出す際は二度切りしたほうが良さそうです。

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ポリキャップは不使用。肘膝関節はKPSパーツによるヒンジ接続ですが、片側からカバーパーツを被せる構造で関節強度はまずまず高め。特別負荷のかかる裝備はなく、足底も平らでしっかりと接地できるため、自立は安定しています。

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ヘヴィマシンガン、平手(左)、ディスプレイ用ジョイントパーツが付屬。

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頭部。ドッグ系特有のドーム狀裝甲で、表面にはシンプルなモールドのみが造形。ですがチープさはなく、デザイン的にもしっかりとまとめられています。前面のターレットレンズも、標準ズーム、精密照準、広角それぞれがデザインされていて確かな存在感がありますね。

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メット部は上下の組み合わせですが、合わせ目は段差モールド化。その他の箇所も合わせ目はなくモールド化されています。前面にはパイロットが顔を覗かせるための穴は開口されていません。

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ターレットレンズは左右にスライド可能。ただし橫長ダボ接続でカチッとはまっていますが、たまに外れることがありました。レンズごとにグリーンとレッドのプラスチックシールで色分けし、モールドも細かく造形されています。

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ターレットレンズはロール可能。細かなギミックで、適度に表情を変化させることができます。バイザーは固定式で展開ギミックはありません。

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胴體部。肉厚で重機的な容姿になっています。エッジの効いた裝甲でモールドも適度に造形。手前のフックも別パーツ化されています。

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內部にコックピットの造形はなし。再現したい場合はHG スコープドッグ用拡張パーツセット1(別売り)のコクピット再現ボディを組み合わせる必要があります。背部には設定に準じたフックが造形。また別途オプション武裝が発売されそうですね。

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首は固定式ボールジョイントで可動ギミックはなし。肩は前方に展開できる他、上下へも可動するようになっています。

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胸部裝甲はボールジョイント接続で、背部を適度に反らすことができます。腰部にも可動ギミックがあり、上半身を前屈させることができます。

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腰部。各面とも重機的なプレート狀の裝甲が造形。サイドアーマーには適度な點モールドがデザインされ、アームパンチ用のカートリッジも別パーツで細かく造形されています。右のフロントアーマーにも、手や足をかけるためのフックが造形。

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腰アーマーはそれぞれ肉厚成形パーツが使用されていて、裏面には細かくメカニカルなモールドがデザインされています。色チラ見すると萌えそうですね。

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股間部は上下にスイング可能。腳部左右の高さに差が出せるので、ローラーダッシュのポーズを再現する際に自然な動きが出來そうですね。

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腕部。上腕以下はエッジの効いた重機的な裝甲が造形。ショルダーアーマーはシンプルな球狀裝甲になります。

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上腕、前腕ともにほぼ合わせ目の出來ないパーツ構成。モールドは多くはないですが、寂しくない程度に造形されています。

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肘関節はヒンジ接続ですが、片側からカバーパーツを被せるためチープな部分が露出しないようになっています。ただし肩の內側はガッツリ肉抜き穴で、腕を上げると丸見えに。気になる場合は埋めるなど処理する必要がありそうです。

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ハンドパーツ表面の裝甲は肉厚成形パーツで、裏面には簡単なモールドがデザインされています。ヒンジ接続で適度に展開可能。

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前腕を引き伸ばすことでアームパンチを再現することができます。內部にはシリンダーシャフトのモールドが造形。チラ見するので塗り分けると雰囲気が出そうですね。

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球狀のショルダーアーマーは點モールドが造形。側面のフックは別パーツで見栄え良く造形されています。しっかりと固定されていてポロリなどの心配はなし。

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簡単なボールジョイント接続ですが、適度に可動し、表情を変化させることができます。

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腳部。腕部と同様、程よい厚みがあり、エッジも効いていて重機的。モールドは少なめですが、こちらも物足りなさを感じない程度にデザインされています。

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大腿部は左右の組み合わせで側面に合わせ目ができます。膝から下は合わせ目が出來ないパーツ構成。腳の付け根は1個パーツ構成で、內側はガッツリ肉抜き穴。もう少しこだわりがあっても良い気がしますが、そんなに見えない箇所なのでここはそのままでも良いのかなと。

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膝関節、降著狀態の可動ギミック箇所共々ヒンジ接続パーツで構成されています。大腿部と膝から下を組み立てた後で接続するので、組み立てに迷いがなくラクに組み立てることができます。

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脹脛や裾の裝甲は広く展開可能。膝には搭乗時に腳をかけるためのフレームが造形されています。

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スネの可動ギミックにより、大腿部を前方に展開させることで降著狀態を再現することができます。

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ソール部はエッジが効いていて肉厚。重厚な作りになっています。左右のライトグレーの裝甲は左右の組み合わせで腳甲の端に合わせ目ができる構造。消す場合は後ハメなどの処理が必要です。

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足裏は適度なモールドが造形され、ローラーダッシュ用のローラーも簡単ですがモールドが造形されています。側面のターンピックはモールドのみでピックの展開ギミックはありません。

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腳底には肉厚成形パーツが使用されています。この形狀で肉抜き穴がないのは、塗裝製作する側としてはありがたいですね。

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HG陸戦型ジムと並べて。1/144サイズのガンプラとそれほど大きさに違いはなく、若干小柄な程度。手のひらに収まりやすく、取り扱いやすいサイズになっています。

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waveの1/35スケール スコープドッグ・ターボカスタム(PS版)※と並べて。大きさはほとんど同じで、HGのほうが若干大きいくらいです。HGも1/35スケールで再現されているようですね。

プロポーションと成型色が少し違っていますが、モールドの量にそこまでの差はありません。waveのほうが少しだけモールドが多くきめ細かい感じ。関節強度はそれほど変わらずです。

ちなみに背部ジョイントの形狀は同じですが、waveのバックパックは微妙に幅が違うのでHGに組み付けることは出來ないようでした。※waveのスコープドッグはバックパックを外しています。

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首がボールジョイント接続ですが、頭部は少し上下する程度。干渉物がないので、左右へはスムーズにスイングします。

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ショルダーアーマーが干渉するので、腕は45度程度までしか上がりません。ただし肩部に可動ギミックがあるので、角度を変えれば畫像程度までは上げることができます。肘は1重関節で90度程度まで曲げることが可能。

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肩の前後スイングは、後方への可動はわずか。肩の可動ギミックによって前方へは幅広くスイングします。

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上半身の前後スイングは、背部や腰部の可動によって前方へは広くスイングします。後方へのスイングはありません。

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腰は干渉なく360度回転可能。アクションベースはスタンドへは、股間部後部に付屬のジョイントパーツを組み付けてのディスプレイです。

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腰アーマーが広く展開するので、前後開腳も干渉なく水平まで展開させることができます。

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膝は2重関節でコの字型に曲げることができます。

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足首は前後左右とも幅広く展開させることが可能。

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股間部がボールジョイントなので、左右への開腳はハの字程度まで。

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足の付根がロールするので、內股、がに股は幅広く展開させることができます。

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意外にも立膝はきれいな姿勢で再現することができました。

可動域の総括としては、肩の可動が制限されるのは気になりますが、全體的にまずまず動く印象。干渉でぎこちない感じにはなるものの、それが逆にスコープドッグらしいロボット的な動きになって味が出ます。下半身の可動が比較的柔軟なので、ローラーダッシュなどのポーズ再現度は高そうですね。

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ヘヴィマシンガン。ATM-09系の標準火器になります。30mm口徑。砲口がパーツできっちりと色分けされているため、塗裝は必要ありません。モールドも多くはないですが、物足りなくない程度にデザインされています。

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本體部分は左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。

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フォアグリップは左右にスイング可能。側面の予備マガジンは肉厚成形パーツで、ぶっといながらも1個パーツ構成で合わせ目はありません。肉抜き穴などの処理が不要なので今後のキットでも肉厚成形パーツが増えると良いですね。ただしマガジン下部のゲートがかなり太かったです。

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銃口は別パーツ化。

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ヘヴィマシンガンを裝備して。

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ヘヴィマシンガンは通常の握り手にグリップ差し込むだけで保持が可能。専用の持ち手に交換する必要はありません。トリガーに指をかけるようなリアルさはないですが、簡単に保持、非保持ができるのはメリット。

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股間部や足首など、下半身の関節が比較的柔軟に動くので、腳部の表情が付けやすく、自然な感じになって良いですね。

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ヘヴィマシンガンを両手持ちさせる場合は平手に組み換え、フォアグリップに手を添えるようにします。握り手でフォアグリップを摑ませることは出來ないようでした。

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胴體が肉厚なため、肩に可動ギミックがあっても両手持ちでは少し干渉する部分も。ですがポーズにこだわらなければゆったりと両手持ちすることも可能です。

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フォアグリップを握らせなくても、自然な表情の平手としても使用することができます。

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ローラーダッシュで滑走するポーズで足裏が見えたとしても、ディテールがしっかりとしているので見栄えがして良いですね。

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前腕を伸ばしてアームパンチを展開。

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肩がもう少し抜けにくく、ショルダーアーマーが干渉しない構造であればもっとパンチのポーズに柔軟性が出たでしょうね。まぁ価格を考えると致し方無いところかと。

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続いて腳部を変形して降著狀態に。

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waveのスコープドッグ・ターボカスタムの降著狀態と並べて。バランスよく造形されていますし、後部の裝甲も足首をうまく隠すようにデザインされています。

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多少腳部のスネから展開する部分が大味な感じがありますが、目立たないので問題はないかと。waveのほうはシャフトなどで緻密に造形されています。

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シュールな格好ではありますが、コックピットハッチが開けばガラッと雰囲気が変わってくると思います。コックピットが再現されている拡張パーツセットとの組み合わせが楽しみですね。

適當に何枚かどうぞ。

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以上です。公式ホームページの畫像ではモールドが少なく物足りなさがあるかと思いましたが、実際のキットはそんなことはなく、適度にディテールが再現されていて良いですね。ミリタリー調のグリーンカラーも重機的で、KPSのマットな質感と共にいい味を出しています。ターレットレンズもプラスチックシールで目立ちやすいですし、レンズのモールドも細かく、なかなかのイケメンフェイスに仕上がっていると思います。

気になる點は、肩や腳の付け根に肉抜き穴があって構造が簡易的なのと、その影響もあってか、ボールジョイントもたまに抜けることがあるので、もう少ししっかりとした構造になっていれば良かったかと。

肩など干渉で可動が制限される箇所はありますが、逆にそれによって重機感のあるメカメカしい表情やポーズを演出する要因になっています。一方、腰や腳部の展開ギミック、足首の可動など、ローラーダッシュをイメージした可動を再現するための要所はしっかりと押さえてありますし、安価でこのクォリティであれば十分。思った以上に満足度の高いキットに仕上がっているのが良いですね。

來源:78動漫